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旅の記録をメインに色んなことを綴るブログ

旅のお供に『深夜特急』

 

深夜特急

 

僕がこの本に出会ったのは2016年2月、ラオスルアンパバーンにて。

 

そこで出会った日本人にいただきました。いや正しくは譲り受けました。

というのもその人も旅の中で他の方からもらったものだと言っていたから。

 

どうやら、バックパッカーとして旅をしていく中には、

バスや列車の中などの移動の際に読む、自分の持ってきた本を出会った人と交換する、

若しくは譲るというような風潮があるみたい。

後者においては荷物を減らしたいがための「処分」という意味合いも含んでいるのかもしれませんが。

 

実際に「深夜特急」においても著者は同じような行為を取っています。

 

 

そんな後者に近い形で手にした本をちょっとかじってはいたものの、しっかりと読んだのは、2週間後ぐらいのこと。

タイ・バンコクのカフェで暇つぶしのために開いてみると、じっくり読み進めるうちにどんどんと、のめり込んでしまいました。

 

 

本の内容は、著者沢木耕太郎氏がインドのデリーからバスでイギリス・ロンドンを目指し旅をした紀行小説。

(この距離をバスで旅しようという考え、冷静に凄すぎる)

当社の予定では日本からインドに直接飛ぶはずでしたが、2度のストップオーバー(途中降機)を利用して香港やバンコクなどに長期滞在しています。

訪れるその地その地で、人や食、雰囲気など街を構成する様々な要素に魅了され、ロンドン到着はどんどん遠のいて行きます。

 

そのため、インド編がスタートするのは3巻から。

全6編の構成で、私が頂いたのは、嬉しいことに「No.1 香港・マカオ編」。

 

 

ちなみに、彼が旅した1970年代当時の東・東南アジアは旅の目的地となりえなかったっみたいです。

中国は入国すらできないし、韓国、台湾、タイなどは「売春」か「日本企業の進出」が主な目的だったという。

 

 

どうしても、続きを読まずにはいられなくなり、帰国してすぐにAmazonで中古を購入しました。

 

深夜特急〈2〉マレー半島・シンガポール (新潮文庫)

深夜特急〈2〉マレー半島・シンガポール (新潮文庫)

 

 

 

この本の何が良いかっていうと、「まるで自分が旅しているかのような気分になれること」、そして自分が訪れたことのある都市が舞台になっていると、「沢木氏の旅と自分の旅を重ね、当時の記憶を思い出しては情景が蘇ってくること」にあると思います。

 

この本を読んだら、頻繁に旅をする人はまたすぐ次の旅へ出たくなるでしょう。

 

また初めて読む人にとっては、「ガイドブックも持たないこんな自由な旅もあるのか。」と衝撃を受け、今すぐそういったストレスフリーな旅に出たい衝動に駆られることでしょう。

 

 

深夜特急』は多くの旅人を魅了したように、私もその虜となり、バイブルとなりました。

それ以降、私は沢木耕太郎氏の本ばかり読み漁っています。

 

 

深夜特急の舞台裏について書かれたこちらも必見です。

 

旅する力―深夜特急ノート (新潮文庫)

旅する力―深夜特急ノート (新潮文庫)

 

 

 

また、深夜特急はテレビドラマ化されており、大沢たかおさんが主演を演じています。

 


大沢たかお劇的紀行 深夜特急’96熱風 アジア編メイキング映像1/3

 

 

ルアンパバーンでこの本との素敵な出会いをもたらしてくれた"Dさん"に感謝。

 

他の人にとってもこの本を手にするきっかけとなれば幸いです。